摩周工について
次世代の環境社会に貢献する
第一歩を、ここから
当社では、脱炭素社会を支援する活動の一環として、
石油系加工液に代わる水性切削加工液摩周工を販売しております。
用途
業務内
- 金属加工(旋盤・プレス等)の切削液
- 溶接のスパッタ付着防止剤
- 金属加工の潤滑剤・洗浄剤
...etc
一般家庭
自働車、オートバイ、自転車、電気製品、スポーツ用品、などの金属部分の防錆・潤滑・清浄・防湿
...etc
...etc
特徴
地球にやさしい
エコ商品
安心の
低刺激
簡単な
廃液処理
- 水性のため、環境負荷が小さく、火災の心配もございません。
- カーボン・オフセット認証適合品。
- 弱アルカリ性のため、皮膚への刺激が低減。
- 塩素化合物・硫黄化合物を含まず、ダイオキシン等の有害物質が発生しません。
- 工場現場でのベタつき・スベリ等の作業環境改善。
- 冷却性、潤滑性に優れています。
地球環境に貢献できる廃液処理
水性加工液「摩周工」は水と植物性脂肪酸を主成分としています。そのため、焼却処分・埋設処分といった廃液処理の必要がありません。
焼却処分
廃油を焼却すると、二酸化炭素や有害なダイオキシンが発生し、地球温暖化を引き起こす要因となります。
埋設処分
ドラム缶が腐敗することにより、廃油が地下水に流れ込み土壌汚染・水質汚染を引き起こす可能性があります。
従来の切削加工液との違い
※表は左右にスクロールしていただけます。
油性 | 水溶性 | 摩周工 | |
潤滑性能 | ◎ | × | ○ |
冷却性能 | × | ◎ | ◎ |
主成分 | 鉱物油 | 化学化合物 | 水と植物油 |
有害物質の有無 | CO2発生 | 硫黄・塩素化合物 | 無 |
処理の仕方 | 焼却・埋設処分 | 成分分離・特殊処分 | 廃液処理は容易におこなえます |
製品に関する数値
※表は左右にスクロールしていただけます。
項目 | 摩周工A | 摩周工B | 摩周工 パワープレス |
---|---|---|---|
外観 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 |
pH | 10〜10.5 | 9〜9.5 | 8.3〜8.6 |
密度 | 10〜20倍(MAX) | 5〜15倍(MAX) | 原液〜10倍(MAX) |
適合材料・用途 |
※アルミニウム・アルミニウム合金は加工不可 |
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荷姿 | 18L缶・ドラム缶 |
- 主な納入先
-
- ■大手自動車メーカー、鉄鋼、電機電子部品メーカー
- ■金属加工会社/機械加工会社/工作機械会社/鏡面容器製造会社/プレス加工会社/眼鏡フレーム加工会社/ばね製造会社 など
- ■日経鉄鋼パイプ会社(タイ国)
各種試験結果
金属腐食性試験
※表は左右にスクロールしていただけます。
試験液(腐食水含む)
|
アルミ
鋳鉄 鋼 黄銅 はんだ 銅 |
試験後:
液体外観 |
試験液(防錆液のみ)
|
試験後:
液体外観 |
項目 | 試料名 | JIS K2234 要求値 |
防錆液(摩周工)入り 測定値 |
|
---|---|---|---|---|
金属試験片 | 質量変化率 (mg/cm2) |
アルミニウム鋳物 | ±0.30 | -0.03 |
鋳鉄 | ±0.15 | 0.06 | ||
鋼 | ±0.15 | 0.01 | ||
黄銅 | ±0.15 | -0.01 | ||
はんだ | ±0.30 | -0.05 | ||
銅 | ±0.15 | -0.03 | ||
試験後の外観 | 腐食がない事 | 腐食が見られない | ||
試験後の液の性状 | pH値 | 6.5~11.0 | 7.7→7.9 | |
pH変化 | ±1.0 | 0.2 | ||
沈殿量(vol%) | 0.5以下 | 0.05以下 | ||
液相 | 著しい変化がない事 | 著しい変化がない |
潤滑性一曽田四球試験
潤滑油中にボールを3球固定し、その上に同様の成分を含むボールを回転させる。
徐々に荷重を増加させ、油材の耐焼き付き性能を評価する。
徐々に荷重を増加させ、油材の耐焼き付き性能を評価する。
試験球体 | SUJ2(高炭素クロム軸受鋼鋼材) |
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回転速度 | 200rpm |
温度 | 常温 |
荷重 | 0.5kg/cm2/min |
液量 | 80ml |
測定荷重域 | 0.5〜15kg/cm2 |
摩周工(A) 10倍希釈 |
摩周工(B) 10倍希釈 |
他社エマルジョン液 10倍希釈 |
比較油A | 比較油A | |
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試験結果 | 13.5 | 11.5 | 9.5 | 11.0 | 8.0 |
液質 | 水と同じ性質 アルカリ性 |
水と同じ性質 アルカリ性 |
エマルジョン アルカリ性 |
油性粘度80 硫黄3.67% |
油性粘度90 硫黄0.8% |
※表は左右にスクロールしていただけます。
摩周工を使用したものは、洗浄工程の省力化が図れ、限界耐圧荷重も高く、境界潤滑域での耐焼き性能に優れています。
鋳鉄による半浸漬試験結果
試験の概要写真
鋳鉄試験片を防錆液4%水溶液に半分浸漬
15日間経過した状態
依然として金属光沢あり。サビ・変色は見られない状態。